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2014/01/07

【東京証券取引所】新年恒例の2014東証大発会 、大納会の安倍首相に続き、麻生副総理が出席して挨拶。期待の新指数「JPX日経400」も算出開始! 

| by:ウェブ管理者


 2014年1月6日(月)、日本取引所グループ(JPX) 傘下の東京証券取引所は、東証アローズ オープンプラットフォームで新春恒例の大発会を開催した。 

 今年の大発会式典には、大納会(取材レポート)の安倍首相に続き、麻生太郎副総理・財務・金融担当大臣が出席して挨拶したほか、証券業界の関係者、一般来場者、艶やかな晴れ着姿の女性など約180人が出席し、初立会を祝いつつ、2014年の活発な取引を祈念した。







【挨拶:斉藤氏】アベノミクスは実体経済に普及しつつある。今年はそれを確実なものとし、内外の投資家の期待を確信に変える年にしなければならない。

 冒頭に挨拶に立った日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO 斉藤 惇 氏は、「昨年は株価の上昇率が56%を超え、1日平均の売買代金は2兆円を上回るなど金融危機前の水準を取り戻した。IPOも58社と引続き活発で前年を10社上回り、公募増資による資金調達も増えるなど、成長産業へのリスクマネーの供給による効率的な資金環境を通じて富や付加価値を創造する資本市場の本来的なフローが再起動した年だった。」と昨年を振り返った。

 また、「アベノミクスは実体経済に普及しつつある。今年はそれを確実なものとし、内外の投資家の期待を確信に変える年にしなければならない。」と述べたほか、ROEや収益性などに着目して全上場企業から選出した400社を対象に大発会当日から算出を開始した新指数「JPX日経400」への期待感などを語った。

 さらに、「今年の大きなテーマは現物市場と両輪をなす派生市場の統合(3月24日予定)があり、JPX市場機能の再編はアジア市場で存在感を高める第一歩となる。」と述べた。



【挨拶:麻生氏】証券業界は規制があるから難しいではなく、色んな要望を聞かせてもらうと共に建設的な代替案をぜひ示して欲しい。心からお願いしたい。

 続いて挨拶に立った麻生太郎副総理・財務・金融担当大臣は、「去年、マスコミの皆さんは国債暴落、金利急騰すると仰ってましたが、全くそうはならなかった。我々は金融は緩和する、財政は出動するといい、その通り実行した。」と述べ、「株だけ上がっても私達(株を持っていない庶民)には関係ないという報道も見かけたが、年金、医療基金はマイナス運用からプラスに転換するなどいろいろな意味で株の上昇は影響力が大きい。その辺もマスコミの皆さんはしっかりと伝えて欲しい」と要望した。 

 また、「証券業界は規制があるから難しいではなく、色んな要望を聞かせてもらうと共に建設的な代替案をぜひ示して欲しい。心からお願いしたい。」と市場関係者にも要望し、最後に「日本は不況からの脱却まではいっていないが、デフレの色が消えたことは確かだ。安倍総理大臣は今年も経済を重視するとしており、最大の努力で支援したい。」として挨拶を締め括った。



【手締め:土本氏】最後に東証 常務取締役 土本  清幸 氏による手締めを行い大発会を終了。ちなみに「手締め」とは、「手打ちによって締める」が語源で、その主旨は、式典や行事を取り仕切った主催者が無事に終了したことを参加者や協力者に感謝することであるとされている。



 新年最初というお祝いムードによるご祝儀相場と、大納会で手仕舞いした反動の買いなどにより、大発会当日の株価は上昇が期待されることが一般的だが、今回に限っては昨年末の急速な株高を警戒した売り注文や2日のニューヨーク市場のダウ平均が大幅下落した影響を受け、大発会の日経平均終値は382.43円安の15908.88円で10日ぶりに反落。2008年以来、6年ぶりに前年末の株価を下回って終了した。

 こうした中、資本の効率的な活用など、投資魅力の高い会社で構成した期待の新株価指数「JPX日経400」も6日から算出を開始。この指数は、東証に上場する約3400社の中から、株式の流動性やROEなどにおいて一定以上の条件をクリアした400社で構成される。

 従来の日経225が一握りの銘柄の影響力が極めて大きい構造で、必ずしも市場全体の動きを表すものではなかったという指摘もあり、また全銘柄を網羅しているTOPIXについても、メガバンクなど時価総額の大きい銘柄の影響が大きく、また優良でない企業も全て含まれている一方、「JPX日経400」は、優良企業かつ時価総額・売買代金等の条件をクリアしたもののみ選定され、銘柄数も400と十分であることから、120兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人が、14年度にも新指数に連動させるかたちで運用を開始する可能性が報道されるなど、取引所や市場関係者も大きな期待を寄せている。

 新指数の定着化、派生商品市場のスムーズな統合と環境整備、および市場の引き続きの活況を願いつつ、2014年の証券業界と市場の動向を見守りたい。

◎参考
株価指数リアルタイムグラフ - JPX日経インデックス400(東証ホームページ)

◎パートナーメディアの大発会レポート
 - 【FOREXPRESS】 日本取引所グループ 2014年度大発会

 - 【Fanet MoneyLife】日本取引所グループ2014年大発会




(取材、撮影: 藤野 宙志、柴田 潔 / 記事、編集・制作: 柴田 潔)

 


17:28 | 取材:投資家向け

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