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2014/03/18

【ICSコンベンションデザイン】G-MAC Conference シリーズ「第15回日本国際金融システムフォーラム2014」開催、競争力ある日本の金融市場の再生を目指し、金融システム改革と電子取引の最新動向とベストプラクティスを披露

| by:サイト管理者



 2014年2月27日(木)、ICSコンベンションデザインは、(G-MAC Conference)シリーズ『第15回日本国際金融システムフォーラム2014』(参考:昨年 第14回開催時の取材レポ)を、東京・水天宮前にあるロイヤルパークホテルで開催した。会場には、銀行、証券、運用、保険、清算・決済機関、政府機関、ベンダーなど、大勢の金融業界関係者が訪れた。


 大規模な金融緩和政策“アベノミクス”の影響により、円安、株高傾向にある中、日本の金融市場の構造も大きな変化を迎え、先般の日本取引所グループ傘下の東証・大証の株式市場の統合に続き、デリバティブ市場の統合など、取引所や清算・決済機関の統合の動きは確実に進んでいる。

 そのような中、「第15回日本国際金融システムフォーラム2014」では、競争力ある日本の金融市場の再生を目指して、日本市場における証券、金融IT業界を取り巻く変化、金融システム改革と電子取引の最新動向とベストプラクティス、投資戦略の要でもある最新テクノロジーの活用方法について、第一線で活躍する企業のトップや専門家による基調講演やパネルディスカッション、協賛企業によるワークショップを通じて紹介された。また、食事や飲み物などと共に講師や来場者同士の情報交換や親睦の場としてネットワーキングカクテルレセプションが行われた。




 冒頭に、フューチャーズ・インダストリー・アソシエーション・ジャパン(FIAJ)代表理事副会長を務める日産センチュリー証券 代表取締役 会長 茂木 八洲男 氏より開催の挨拶。続いて、一つ目のパネルディスカッション「金融規制改革と金融市場インフラの潮流 ~清算機関を巡る課題~」では、金融庁(遠藤氏)、日本証券クリアリング機構(深山氏)、エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券(ショーン・ローレンス氏)、大和証券(吉田氏)から4名のパネリストを招き、メリルリンチ日本証券(ピーター・ローレンス・イエガー氏)がモデレーターを務めて、中央清算機関(CCP)の現状と求められている役割、CCP統合の流れとあるべき姿のほか、CCPの破綻時に備えた内部管理/リスク管理について、それぞれの見解が示された。

 また、その後の基調講演「JPXデリバティブマーケットの統合と今後」(大阪証券取引所 代表取締役社長 山道 裕己 氏)では、世界の取引所の動きの中でデリバティブはアジアが焦点になっているとし、JPXグループの中期経営戦略におけるデリバティブの位置づけや施策、大証の取組みを紹介、ビジネスの方向性として、アジアトップクラスのデリバティブ市場を目指す考えを明らかにした。




 また、協賛企業のワークショップでは、「金融業界における複合イベント処理、リアルタイム解析、超高速メッセージング技術」(TIBCO)、「電子取引における取引の高速化と透明性の実現」(Corvil/(ゲストスピーカー)東証)、「SEF義務化開始を巡る、米国ドットフランク法と欧州市場インフラ規制(EMIR)の最新動向 ~SEFと店頭デリバティブ取引ソリューションのご紹介~」(ブルームバーグ)、「コーポレートアクション処理の自動化によってスマート・オペレーションとリスク低減を実現する」(サンガード)、といった計4つのワークショップが行われた。

 そして、最後のパネルディスカッション「株式市場構造の現在と国内バイサイドトレーディング事情」では、T&Dアセットマネジメント(酒井氏)、三菱UFJ投信(住本氏)インベスコ投信投資顧問(若林氏)、りそな銀行(平塚氏)から4名のパネリストを招き、フィデッサ(松原氏)がモデレーターを務めた。

 


 



 今回の「第15回日本国際金融システムフォーラム2014」を通じて、JPXグループをはじめ、世界的に再編が進む取引所とビジネス環境の激変が続く中、情報や取引の執行基盤の安全性、透明性、高速化(レイテンシ測定)の実現に向けた分析ソリューションのほか、リアルタイム・モニタリング、ポートフォリオ管理やコーポレートアクションおよびコンプライアンス対応に必要な業務のスマート化や支援ソリューションが整備され、コスト効率の高い円滑なワークフローを実現するためのベストプラクティスの数々が紹介された。その一方で、デリバティブを取り巻く環境下における精算集中義務化、電子取引義化、証拠金規制など、金融機関が抱える課題は減るどころか、むしろ今後さらに増えてくる見通しにある。業界を支える当局、取引所、金融機関、ベンダー、各団体が一体となり、その方向性の要となるゴールとプロセスのコンセンサス形成に向けた取組みが重要になる中、毎年、この時期に開催されている「第15回日本国際金融システムフォーラム2014」は、大きな役割を果たしていると言える。

 収益を上げるためのアクセルとリスクガバナンスをはじめとするブレーキを、いかにITを駆使してマネージメントしていくか、その手腕を高めていく取組みの場がさらに広がっていくことに期待したい。


※G-MAC Conferenceとは
 ICSコンベンションデザインの主催する国際会議(G-MAC Conference)は金融機関、上場企業の役員・上級管理職・役職者を参加対象として開催。企業経営にとって重要なテーマや時勢に合った関心の高いテーマについてその専門家であるスペシャリスト、企業経営者、部門最高責任者等による講演やソリューションのブース出展により、参加者へ情報収集、学習の場を提供している。一方、協賛企業に対しては、企業の製品・サービスに関心を持つ購買決定者というセグメントされた層に対しての製品・サービス発表の場を提供、良質のセールスリード獲得を目的としたターゲットマーケティングをサポートしている。

(取材、撮影、記事: 藤野 宙志  /  編集・制作: 柴田 潔)@株式会社グッドウェイ 


08:22 | 取材:金融・IT業界向け

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